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墓じまい・改葬の前後にお寺との間で起こりがちな問題

お寺のことで、こんな思いをしたことはありませんか?

☑葬儀と法要の予約以外は、お墓のある寺に電話もしたことがない(葬儀の連絡も、しづらかったので葬儀社に頼んだ)。

☑子や孫に、墓の世話という面倒を残したくない。

☑お渡ししたお布施が、境内に停めてあるレクサスに化けているかと思うと腹がたつ。

☑お釈迦さまの教えなら聞きたいが、宗祖の話や宗派の教えばかりで、生きるための役に立たない。

☑住職が交代したら、法話もしてくれなくなった。住職が交代したら、年間管理費などが跳ね上がった。

☑納骨しようとしたら、「その戒名ではできない」と言われた。

☑納骨しようとしたら、「なぜ死んだらすぐに連絡しなかった!?」と激怒された。

☑本堂改修、門灯設置などといって、多額の布施を要求された。

☑樹木葬の墓地に移りたいといったら高額の離檀料を要求され、先祖の遺骨を返してもらえない。

これらの問題の根本原因を分析してみましょう。

葬儀の主導権が寺から葬儀社に替わった

左のグラフのとおり、戦後、自宅で亡くなる人が激減し、代わりに病院で亡くなる人が増えました。
1970年代半ばには病院で亡くなる人のほうが多くなり、昨今は自宅で亡くなる人は1割程度にとどまっています。

ごく最近は訪問看護が注目され、病院で亡くなるかたが若干減り、自宅で亡くなるかたが少しだけ増えていますが、いまだ約9割のかたは病院で亡くなっています。
このように、1970年代半ば以降、死に場所が推移することによって、人が亡くなった直後に連絡をする先が、お寺(菩提寺=お墓のあるお寺)から、葬儀社へと変遷しました。

また戦後、人々の所属先が村落や町から、企業へと変わりました。
勤め先の都合で故郷を離れて都市に住む人が激増。2000年ごろになると、都市部では菩提寺のあるかたが2~3割しかいなくなり、葬儀社や仲介業者から僧侶を紹介してもらうケースも増えました。

とまらない寺離れ・墓じまい

お寺との間に距離ができてしまった要因は、ほかにもあります。たとえば……

☑世間は20年前からデフレなのに、寺の経済感覚が変わるのは20年(1世代ぶん)遅れた。

☑寺族は伝統やしきたりを重視する傾向が強いので、回忌法要をしない、葬儀を簡略化するといったことにたいして懸念を示すことが多いが、核家族化から半世紀以上経っており、世間では先代のしきたりは継承されていない。etc.etc….

お寺の側の働きかけが遅かったことがトラブルの根にあることは否めませんが、全面的にお寺が悪いのかといえば、そうとも言えないと私は感じています。
あえて言うなら、“時代の流れが速すぎたこと”が一番の原因といえるのではないでしょうか。

お寺と相談者の思惑のズレを解消するクッションとなります

こちらOK行政書士事務所(=行政書士・勝 桂子)は、『いいお坊さん ひどいお坊さん』(ベスト新書、2011)著者として、全国さまざまな地域の僧侶、牧師、神職のかたと交流し、葬祭関連の催しや研究会にも列席しています。それらの交流を通し、現代日本社会における供養や葬儀のありかたについての分析を続けております。

お寺側の主張と相談者のお気持ち、双方の要点をつかみとりながら、一方を責めるのでなく“おたがいが納得のできる着地点”を見つけるためのお手伝いをしてゆきます。

寺檀関係のもめごとは、トラブルではありますが、神仏をつかさどる相手に怨恨を残したまま別れを告げたいとあえて願う人などいないでしょう。

思いは伝える。しかし、怨恨ではなく納得を。
そのためのサポート役として、お選びいただければ幸甚です。

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