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少部数でも効率印刷! 長く使う印刷物におすすめしたい、デジタル印刷機をそなえるプロネートの工場を見学しました

板橋区は区を挙げての〝ものづくり推進エリア〟

こちらOK行政書士事務所のある板橋区は、経産省の工業統計調査結果で従業員・製造品出荷額が東京都23区内で大田区に次いで第2位、事業所数第6位であり、全国でも有数の工業地域です(出典:経済産業省大臣官房調査統計グループ2019年工業統計表「地域別統計表」による)。

とりわけ双眼鏡、望遠鏡やカメラなどの光学機器メーカーと印刷工場が多いことで知られています(出典:板橋区ホームページ>板橋区の産業の概要)。

区の主催で「産業見本市」が毎年秋に開催されたり、区の産業振興公社と新装した区立美術館とがタイアップしてパッケージデザインなどを製造業者や企業に無償提供する「エドコレ(江戸絵画コレクション商用利用サポート事業)」が行なわれているなどユニークな試みも多数あり、ものづくりを推進するエリアとなっています。

ものづくりは、顔の見える人と~私がプリントパックを使わない理由

私も出版物を出す機会があるのでオンデマンド印刷(いわゆるペイパーバック)についてもひととおり調べました。

とりわけ2020年にコロナの影響で講演がなくなり、講演先で著書を販売することができなくなってからは、電子書籍やそれをAmazon直販業者でオンデマンド印刷することなどいろいろ検討しました。

しかし、ペイパーバックでもけっきょく版をつくって印刷する程度の部数(4000部程度)以上でないと、書籍としての適正価格にはなりづらい(儲けを度外視しても、単価数千円にしないと赤字になってしまう)ということがわかりました。

ネットで頼める某プリント専門業者でも無線綴じ印刷でムックなどつくれますが、プロ並みの入稿原稿にしないとぶっきらぼうに差し替えを指示されたり、試し印刷など何もなく、色味などが思ったような結果にならなくても費用はかかり、無駄が出てしまいます。
安売りチラシなどで毎週頻発するような印刷物であればプリントパックなどのネット業者でよいのでしょうが、長く手元に置いていただきたいガイドブックや、想いを伝えたいPR冊子などの場合は、話が違います。

中身を一切読まず、製品に愛着は求めず、色味指定もすべてこちらの責任で、廃棄になるかもしれない印刷物を大量に出してしまうおそれのある、ネットの安い業者に依頼する気持ちには、私はなれないのです。

㈱プロネートが少部数でも安く印刷できる秘密=デジタル印刷機

ところがひょんなことから、製品の中身にも愛着を持ってくださり、それでいて少部数でも安く印刷できる、板橋区内の印刷会社と知り合うことができました。

永代供養墓の届出や使用規程の作成を行政書士としてお手伝いしたお寺さまで、まさしくその永代供養墓のパンフレット印刷のため、㈱プロネートのS氏と知り合ったのです。

なんとこちらの会社では、都内にまだ数台、全国でも数十台しかない、ものすごいデジタル印刷機を導入されたばかりなのだそうで。そのデジタル印刷機を使えば版をつくらずにカラー印刷が簡単にできてしまうのだそうです。

ですから、パンフレットの見本刷りも何度も、パターンを変えて出してくださいました。
じっさいの印刷物も、「表紙のこの部分だけ差し替えてあと100部」など、細かな注文をつけても、料金はさほど上がらずにできるのだそうです。

さて、ご住職とともに数回の校正に立ち会って、パンフレットや規程類の印刷は発注できました。
そこでご住職が、

このパンフレットを境内に置くためのアクリルケースはあるんだけれど、永代供養墓のパンフレットだということがひと目でわかるよう、背中にタイトルをつけたいよね

とおっしゃいました。

既存のアクリルケースをご住職とS氏とともに見に行くと、たしかにA4パンフレットを立てられますが、背中に少し飛び出た表示「永代供養墓パンフレット」とか「ご自由にお持ちください」などと書かれた表示がほしい気がしました。

するとS氏、

A4より少し背の高いアクリル板に、印刷してみましょう

とおっしゃるではないですか!

アクリル板に印刷!!!??? それは看板屋さんの仕事ではないの???

なんと㈱プロネートでは、紙ばかりでなくアクリル板や木材など、いろいろなものに印刷ができるのだといいます。

いよいよ工場見学。ほんとうに様々なものに印刷できることを知りました

それならば私自身もぜひ、「終活パンフレット」や、宗教法人さま向けの解説書など、何か印刷を依頼してみたいと思い、紙質も何も平均的なものでほんとうにざっくりとした概算をお願いすると、B6判程度の大きさで50ページくらいのカラー印刷が、100部片手万円前後から考えられるという手ごろさだそうです。

そこで、打ち合わせがてらさっそく会社へおじゃまして、工場見学もさせていただきました。


まずは、本社の手前にある工場をご案内いただきました。

娘たち世代が好きそうなアニメキャラの等身大看板やら、大型店舗用と思われる店頭POPなど、さまざまな製品が並んでいます。

最初に見せていただいたのは、2m×3mで厚み5cmくらいのものに印刷できるという、巨大装置。
これがあるから、看板屋さんの仕事と思えることもこなせてしまうのです。

大きなものばかりではありません。
見本のなかには、木札にレーザー印刷で名前を刻字したキーホルダーのようなものや、プリザーブドフラワーの鉢部分に印刷がほどこされたものなど、「印刷といえば、紙に刷るもの」という固定観念をひっくりか返される商品が満載。

これ……冒頭でご紹介したエドコレ(……おぼえていますか、板橋区立美術館の収蔵品の画像をパッケージデザインなどに無料で使わせてもらえる「江戸絵画コレクション商用利用サポート事業」のことです)を利用していろんな商品のパッケージをここで特殊なものに印刷してもらえたら、オリジナルのパッケージがいくらでもつくれてしまう。

エドコレでは古美術も選べるので(区立の美術館で古美術品を収蔵しているのは、古美術専門館である葛飾北斎美術館を除けば、板橋区立美術館だけなのだそうです!)、品のいいデザインに仕上がるでしょう。

自分のめざしていた印刷物以外にも、顧客のお店や会社でも使っていただけそうなアイディアがたくさん浮かんでしまいました。

そして噂の「デジタル印刷機」

2021年夏現在、都内にまだ数台しかないというデジタル印刷機

新幹線の車体のようでもあり、コクピットのようでもある、部屋いっぱいに鎮座ましますこちらのマシンこそが、デジタル印刷機。

メーカー名のKOMORIは、紙幣を印刷するための機械を製造することが許されている印刷機メーカーです。

この機械で、S氏はお寺の永代供養墓のパンフレットの見本を何度も出してくださったわけです。
じつは、当初「A4サイズ縦を3倍にしたサイズで3つ折り」と言っていたのに、永代供養墓の写真が真ん中で切れるのはよくないとかいろいろ要望が出て、A4サイズ8ページの冊子に変更までしてもらいましたが、S氏は嫌な顔ひとつせず「見本はいくらでも出せます」と笑顔で引き受けてくださいました。

そして最終的に見本がOKとなった日。
「アクリル棚の上部になにか書いてあったほうが持ち帰りやすいよね」という、さきほどのやりとりがありました。
それでアクリル棚の実物を見に行った際、S氏は持参していた見本の残り2部をアクリル棚に挿しておいたのです。
その後、ご住職と帰りの挨拶をしてS氏が社へ戻ろうとすると、「さっき挿しておいた2部のうち、もう1部が持ち帰られていました。自分用の見本を代わりに挿しておきました」。

刷ったらあとのことは知らない、ではなく。つくった印刷物が役立ち、すぐに持ち帰っていただける製品であったことを喜ぶ。

この思いを共有できる企業だったからこそ、少部数の印刷をお考えの皆さまへお伝えしたいのです。
大量生産、大量消費に歯止めをかけるのは、あなたです。