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寺離れと、逆境下の活性化、いまが最大の岐路である

法要に、いますぐオンライン会議を活用すべし

オンライン法要のイラスト
「法要はオンラインでもできます」というハガキが寺から届いたならば……

外出自粛が長引くなか、恒例の施餓鬼会や合同法要を、「寺族のみでやっておきます」というハガキを送る寺が増えている。私のところへも、「お布施は現金書留もしくはご持参ください」というハガキが届いた。私の菩提寺は施餓鬼会のお布施が墓地の年間管理費を兼ねていて、12000円以上と明記されている。管理費だということをわかっている檀信徒は、現金書留で送るだろう。
しかし、任意のお布施でやっている恒例行事について同様のことをすれば、ふだん通りのお布施が期待できないどころか、今回を境に、例年なんとなく継続してきた参拝をやめてしまう人も多数出てくるだろう。

日本人にとって宗教とは、「参加すること」、じっさいに「和尚さまと一緒に手を合わせること」だ。
初詣の代わりに神社へ賽銭を送金しても、晴れやかな気持ちにはなれない。行って、並んで、手を合わせることに価値がある。

自粛が長引き、参加しないことが〝普通〟になってしまえば、寺の存在は自然と遠のく。
この1年の売上減、給与カットで、各家庭は従来ベースのお布施を捻出しづらくもなる。

都市部の火葬場では〝3密〟を避けるさめ、「会葬者は10人以上にならないよう」、「食事を伴う葬儀はご遠慮ください」などと表示している。つまり、ふだんであれば20~30人規模のご葬儀をする所存であった人たちも、たとえば長男夫妻だけでしめやかに送るというように、直葬に近い形しか選べなくなってきている実情がある。親族が来ないのだから、当然に「僧侶は呼ばない」という選択をする人も増えるはずだ。

だが、この状況を逆手にとる秘策はある。

市民の不安を敏感にうけとめるならば

いまほど、日本中いや世界じゅうが不安と死の恐怖にさらされるのは、第二次大戦以降初めてだろう。

親しい人が罹患して、祈りたい人。在宅時間が長くストレスがたまり、誰かに話を聞いてもらいたい人。写経や坐禅をすれば落ち着くかもしれない人。そういう人がまわりにあふれているのに、「催しは自粛して寺族だけでとりおこないます」と宣言するだけでよいのだろうか。この苦悩に際し、とくに何もしたくならないのだとすれば、早晩、誰からも必要とされない寺になるだろう。

じっさい、ふだんから檀信徒や一般のかたの相談にあたっている僧侶のもとには、従来の3倍5倍の相談が来ていると聞く。慕われる僧侶のもとには、続々と人は集まっているということだ。

オンライン会議アプリzoomで寺と一般家庭をつなぐ

もし、冒頭に挙げたような「こちらでやっておきます」という内容のハガキの代わりに、

スマートフォンをお持ちの親族がいらっしゃれば、簡単なアプリ1つで法要もご相談もオンライン(遠隔)でいたします

というハガキが届いたとすれば、どうだろうか。

受け取ったのが高齢世代の檀信徒であれば、子や孫、あるいは甥や姪に相談するだろう。
お寺で法事を行うときは、80代のおばあちゃんと50~60代の子夫婦しか来ないかもしれない。だが、zoomやオンライン会議となれば、「どうやればいいんだろう?」「自分は会社でオンライン会議は使っているが、その様子をおばあちゃんの携帯に見せるには?」など、10~30代の孫世代まで巻き込んで、お寺ごとを考えてゆくことになろう。

オンラインで法要を中継イラスト

若い世代を
一気にお寺へひきこむ好機

中高生が録画で法要を体験するイラスト

録画機能で、塾や部活に忙しい
中高生も手を合わせられる

つまりこれは、若い世代に向けてお寺への関心を一気に高めることのできる最大のチャンスなのだ。

「儀礼をオンラインでやるなんて……」
「ネットを使って祈るなんて、気がすすまないですね」

ここ数日で、zoomを活用することを50人以上のお寺さまへ勧めてみたところ、こうした声も多かった。お気持ちはよくわかる。儀礼の要であるおごそかさ、しめやかさ、聖性(ひじりせい)がなくなってしまうのではないか。軽々しいものになってしまうのではないか。

その懸念は、儀礼をとりおこなう僧侶の資質で、とりはらうことができると私は確信している。
こちらのzoomを用いた坐禅会の様子をご覧いただきたい。毎週、世界各地から60人前後の参加者があり、この時間をすごすことで1週間を乗り切っている、との感想も多い。なによりも私自身が、このzoom坐禅会の第1回に参加し、「すべては無常です」というご法話をうかがった直後から、日々の感染者数を見ることもしなくなり、ニュースも気にならなくなり、自宅待機のこの時間が「緊急事態」から「日常」へと瞬時に変わったのを感じた。

苦悩を瞬時に〝あたりまえ〟に変える、宗教の力

コロナ禍を、ガマンしなければならない異常事態、困ったこととみなす日々から、瞬時に脱することができた。これこそが、宗教の力だと感じた。

ほんの数ヵ月でこれだけのことが起きており、経済的打撃でいえば1年後、2年後まで尾を引く惨状に多くの人が直面し、すべての人が生き死にのことを真剣に考える価値観の転換が訪れているのに、いま、何も発信せずにいられるほうが宗教者としてどうかしていると私は感じる。


ご相談、勉強会もzoom対応

僧侶向け勉強会は、参加されるかたを数人集めていただければ、お好みのテーマでセッティングいたします。任意のご喜捨制なので、副住職さまもお気軽にご参加いただけます。

規則変更、責任役員会議事録の作成、登録免許税の非課税申請など通常のご相談も、zoomにて遠隔で受任しております。お問い合わせはお気軽にどうぞ。