スマートな隠居を、あらゆる世代へ

お母さまは脳疾患のため呂律(ろれつ)がまわらず、会話がうまくできない状態でした。娘さん(50代)はパートとはいえ仕事もあり、介護と仕事で疲弊しきっていらっしゃいました。このうえリフォーム工事の費用がかかる…とのご心配で、FPとしてご相談を受けました。

ご自宅へうかがうと、たしかに1Fの部屋は、仏間とお風呂、ダイニングキッチンという構造で、仏間はときどき週末に戻ってくる娘さん一家が寝泊まりに使うので、そこを介護専用にはしたくないとのこと。2Fはご主人と息子さんの部屋で使われていました。

しかし、ダイニングキッチンがL字型でとても広く、ベッド1つ置く余裕がありました。お風呂も近いしうってつけのこのスペースに、なぜ着目されなかったのでしょう?

「ここにベッドを? あぁ…そんなことが可能だとは。台所にベッドを置く、という発想が、そもそもありませんでした。」

そうしたほうが、隔離されるよりも家族の声がいつも聞こえて、お母さまも喜ぶはず。来客があるときは、「お母さんごめんね」と言って、一時的にベッドごと隣の仏間まで転がせばよい、とご説明しました。

その方法ならば、仏間の畳の一部をベッドが置けるようにすることと、ダイニングキッチンとお風呂、仏間との間の仕切りと1Fのトイレをバリアフリーにするだけで済み、工事費用も100万はかかりません。

相談が終わると、相談者はこれまで3回の面会で見たことのないほど明るい表情をされていました。

費用の心配よりなにより、寝たきりになったお母さまをどこで世話するか、ということに固執してしまい、まるでモノを扱うかのようにしていたことへの違和感や罪悪感がすっかり剥げ落ちてすがすがしい気持ちになれた、とのことでした。

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【講演予定&履歴】
・9月4日(月)向島仏教会にてお話しします。
・9月15日(金)曹洞宗岐阜県宗務所青年会共催研修会にてお話しします。
・10月19日(木)真言宗智山派研修にてお話しします。
・11月6日(月)曹洞宗有道会東京大会にて、パネラーとして登壇します。
・2018年1月25日 総和会埼玉県支部にてお話しします。
・2018年6月5日~6日、関東総和会シンポジウムにてお話しします。
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【過去の情報】

・7月27日(木)曹洞宗東北管区教化センター教化フォーラムにてお話ししました。
・7月26日(水)岩手県立大学社会福祉学部 宮城好郎ゼミにて、お墓と僧侶の社会貢献についてお話ししました。
・6月21日(水)曹洞宗埼玉県第一宗務所現職研修会にてお話ししました。
・4月13日(木)埼玉県曹洞宗教化研究会にてお話ししました。
・3月27日(月)真言宗智山教化センター勉強会にてお話ししました。
・3月20日(月・祝)、築地本願寺和田堀廟所の相談カフェに参加しました(途中2回ほどセミナー登壇あり)。
・3月18(土)、19(日)の両日、10時~築地本願寺にてお話ししました。
・2月25日(土)浄土真宗本願寺派(西本願寺)東京教区芝組公開講座にて、大來尚順さんとお話ししました。
・2016年12月5日(月)テレビ朝日羽鳥慎一のモーニングショー「墓じまい特集」で取材を受けました。
・2016年11月27日(日)曹洞宗福島布教の会でお話ししました。
・2016年11月17日(木)日本生命GLAD推進室にてお話ししました。